東芝ライテック株式会社(神奈川県横須賀市)は、利用者の目線で駅の利便性を図ったJR東日本初(注1)のインジケータ付LEDホーム照明をJR東神奈川駅(神奈川県横浜市)に納入します。
JR東神奈川駅では時刻によって横浜線・京浜東北線が同じホームを使用して運転しています。このたび当社が納入するLED照明器具は、電車の路線カラーとほぼ同等色で点灯するインジケータを有しており、次に出発・到着する電車がどの路線なのかを分かりやすくお知らせします。
ホーム照明としての地明かりには、白色光(色温度5000K・平均演色評価数Ra70)の高効率・ハイパワーなLEDモジュールを搭載しており、光センサーやタイムスケジュールを組み込んだ照明制御機器と組み合わせることで省エネ効果の高い(注2)照明環境を提供しています。また、ホームの一部には暖色光(色温度3000K・平均演色評価数Ra70)のホーム照明(注3)も配置し空間色温度を混色して用いることで、終日の快適性を確保する工夫を施しています。
注1 2013年7月25日現在、当社調べ。
注2 現行蛍光ランプ110W形器具を用いた際のホーム照明の総消費電力量とインジケータ付LEDホーム照明を用いた際の総消費電力量との比較。
注3 暖色光のホーム照明はインジケータ付ではありません。
特長
1. インジケータ付ホーム照明
JR東神奈川駅には同一番線のホームに、時間帯によって2つの路線(横浜線と京浜東北線)が入線する場合があります。インジケータ付ホーム照明は、ホームの地明かりをとるための照明と、それぞれの路線カラーとほぼ同等色を点灯するLEDインジケータを備えています。各路線の先発ホームを案内し、乗り間違いを防ぐことを目的としたJR東日本初(注1)の案内機能付のホーム照明です。
2. 高い省エネ性
ホーム照明として地明かり用途に採用したハイパワーなLEDモジュールおよびインジケータ用のLEDモジュールともに、蛍光体を最適に組み合わせることが可能な当社独自のCOBモジュール技術を使用しています。
また、光センサーやタイムスケジュールを組み込んだ照明制御機器と組み合わせることでより高い省エネ性を実現しています。
納入概要
1. 納入台数
(1)インジケータ付ホーム照明(白色光):332台
(2)ホーム照明(暖色光): 76台
2. 使用開始予定
2013年9月15日
3. 削減効果
電力使用量、電気料金、CO2排出量:約50%削減(注4)
注4 110W形蛍光ランプ2灯用器具(225W)179台から、インジケータ付LEDホーム照明(インジケータ12.8W・LEDホーム照明平均39W)とLEDホーム照明(平均39W)に置き換えた場合。LEDホーム照明は初期照度補正を行っており、平均電力は200V時の寿命末期までの電力の平均値で表しています。