次世代有機EL照明器具と色温度可変LED照明器具を「ファミリーマート船橋金杉店」に設置 - LEDのポータルサイト

次世代有機EL照明器具と色温度可変LED照明器具を「ファミリーマート船橋金杉店」に設置

2013.2.13
ダブルクォーテーション

東芝ライテック株式会社(神奈川県横須賀市)は、株式会社東芝が独自開発した透過型片面発光パネルを採用した有機EL照明器具と、一本のランプで色温度を変化させることができるLED照明器具を試作開発、株式会社ファミリーマート(東京都豊島区)が新規に開店する「ファミリーマート船橋金杉店」(千葉県船橋市)に設置します。

このたび当社が「ファミリーマート船橋金杉店」に設置する有機EL照明は、触れても熱くなく、目に優しい柔らかなあかりを特長とし、今回製作した照明器具には東芝が独自開発した透過型片面発光パネルを採用しています。店内窓際のカウンターテーブルに沿って設置され、消灯時は透過して見え、点灯時には店内側だけが発光し、外側からは窓が店内を照らしているかのように見える等、有機ELならではの新しい照明のカタチを提案しています。

LED照明器具は、1本の直管形LEDランプで色温度を変化させることができます。制御機器と組み合わせることで、時間帯や天候に応じて色温度や明るさを変化させるなど、快適な店内照明環境を提供することが可能です。また、ランプ単体として120 lm/Wの高効率を実現しており、約20%の消費電力削減(注1)を実現しています。

注1:現行直管形LEDランプ40W形器具を用いた際の売場の照明総消費電力量と船橋金杉店納入の色温度可変LED照明器具を用いた際の売場の照明総消費電力量との比較。

特長

1.次世代有機EL照明器具

(1)透明なあかり
今回採用した東芝独自開発の透過型片面発光パネルは、消灯時にはパネル自体が透過して見える性能を備え、点灯時には片面だけが発光し、光らない側からはパネル越しに物が照らされて見えるという特性を有しています。今回試験納入した有機EL照明器具は、窓際のカウンターテーブルに設置され、夜間や天候の悪い日中に、まぶしさの少ない柔らかなあかりでテーブル面を照らします。消灯時は圧迫感なく空間に溶け込む一方で、点灯時に店外から見ると、窓が店内を照らしているかのようにテーブル面が明るく浮かび上がって見える、有機ELならではの新しい照明のカタチを提案しています。

(2)省エネ性
透過型片面発光パネルは、両方向ではなく必要な方向のみを照らすことができるので、光の利用効率が高い、省エネ性に優れた有機EL照明を実現できます。

2.色温度可変LED照明器具

(1)器具やランプを交換することなく色温度を変化
業界で初めて(注2)直管形LEDランプの形状で色温度可変器具を実現しました。ランプや器具を交換することなく色温度を3500K~5500Kまで変えることが可能で、比較的汎用的な制御機器と組合せることで、時間帯や季節に応じた色温度を選択するなど、快適な照明環境を提供できます。
注2:2013年2月8月現在、当社調べ。

(2)高効率
ランプ単体特性として120 lm/W(4500K混光時)の高効率を実現する事で、売場で使用している照明の総消費電力を約20%削減(注1)することができます。

(3)直管形ランプ用器具とほぼ同等の意匠性
照明を特別に意識することなく色温度の変化を楽しむことができるように、一般的に広く使用されている1灯用逆富士形器具・ランプとほぼ同等のシンプルな意匠を選択しています。また、天井面や壁面も従来同等の明るさ感を確保しています。

設置概要

1.基本照明
有機EL照明器具:2台(1台当たり、W180mm×H90mmの透過型片面発光有機ELパネル20枚から構成)
色温度可変LED照明器具:69台(直管形LEDランプ40W形×1灯用)

2.店舗開店日
平成25年2月14日

3.削減効果
電力使用量、電気料金、CO2排出量:約20%削減(注1)

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