ダブルクォーテーション
銀座・ミキモト本店(中央区銀座4)前で11月12日夕方、今年も「ジャンボクリスマスツリー」点灯式が行われ、歩行者天国となった中央通りはツリーを一目見ようと訪れた多くの来街者でにぎわった。
1976(昭和51)年から続くミキモト恒例企画で、銀座に冬の到来を告げる風物詩として親しまれる同ツリー。今年で34本目を数えるモミの木は、高さ約10メートル、樹齢30~40年のものを根付きのまま運び込んだ。
今年のテーマは「子どもたちの夢」。「建築家になって面白い家を造って住みたい」(ゆうすけ君)「宇宙の奥に行ってみたい」(ひろむ君)など、子どもたちの夢を記した35個のガラス製メッセージボールをオーナメントに、電飾を添えて飾り付けた。メッセージは店内受付でも展示する。
今年初の取り組みとして、3000個のイルミネーション全てをLEDに変更。これまで「温かい表現を」との思いで白熱灯にこだわってきたが、「暖かい色のLEDがようやく見つかった」(ミキモト広報課)。消費電力はこれまでに比べ10%まで引き下がるという。
同日の銀座は気温19度で比較的暖かい一日だった。会場では日の入りと共に点灯式を開催し、子どもゴスペル隊「エバーグリーン・クワイアー」がクリスマスソングを合唱。来街者の人だかりは中央通りに大きく広がり、17時の歩行者天国終了まで続いた。
点灯時間は10時~22時。12月25日まで。
銀座経済新聞より