夏季ピーク時の使用電力の削減目標25%に向けた取り組み省エネ効果に優れたLED照明スタンド約4,000台を導入し、オフィスでの使用電力を削減
富士フイルムホールディングス株式会社(社長:古森 重ク愑は、今夏の電力不足問題に対応するため、省エネ効果に優れたLED照明スタンド約4,000台を、平成23年6月下旬より、富士フイルムホールディングス・富士フイルム・富士ゼロックスの本社(東京ミッドタウン本社および富士フイルム西麻布ビル)に導入いたします。これにより、オフィスでのピーク時における使用電力の削減目標25%の約4割に相当する、約10%の電力を削減する計画です。
本年3月の東北関東大震災の影響による東京電力管内での深刻な電力不足問題に対し、当社は生産拠点に有する自家発電設備のフル稼働や、屋外広告灯の消灯などさまざまな節電対策を進めています。さらに、オフィス業務でのピーク時の使用電力削減も急務であることから、オフィスで使用する電力の20~25%を占める照明の節電対策を検討してきました。
このたび、当社は、省エネ効果に優れたLED照明スタンドを導入し、オフィスの主要な照明方法を、天井照明を消して、窓からの外光をできるだけ多く取り入れながら作業面の明るさを手元照明で確保する「タスク・アンビエント照明」に切り替えます。
今回、導入するLED照明スタンドは、7.3Wの省電力タイプで、太陽光と同等の色温度(5,000ケルビン)を有した高演色性(*1)ライトであることから、外光との併用で快適なオフィス空間を維持できます。
まずは、東京ミッドタウン本社や富士フイルム西麻布ビルに約4,000台を導入し、今後、ほかの事業所への展開も検討していきます。
富士フイルムグループは、今後も、省エネルギー活動や環境保護活動などを積極的に推進し、人々のクォリティオブライフに貢献していきます。
*1 演色性とは、ランプが、ある物体を照らしたときに、その物体の色の見え方に及ぼす光源の性質。太陽光に近いほど、高演色性。