ダブルクォーテーション
米Maxim Integrated Products, Inc.は、MR16型ハロゲン・ランプの置き換えに向けたLED駆動IC「MAX16840」を発売した。
MR16型ハロゲン・ランプは、住宅や店舗においてダウンライトなどに用いられているものだ。これをLEDランプに置き換えると、消費電力の削減や長寿命化が実現できる。ただし、MR16型ソケットにLEDランプを直接取り付けられるようにするには、互換性を確保する必要がある。既存のMR16型ソケットに内蔵してあるトランスや位相調光器は抵抗性負荷であるハロゲン・ランプに最適化されている。
一方、LEDランプは、非線形性が強く、純粋な抵抗性負荷ではない。このため、何も対策を打っていない LEDランプを取り付けると、フリッカが発生したり、調光機能を利用できないという問題が発生していた。今回同社は、詳細は明らかにしていないが、LED ランプへの入力電流を制御する独自技術を開発することで、この問題を解決したとしている。