ダブルクォーテーション
パナソニックと東芝は18日、直管形の発光ダイオード(LED)照明を年内に発売すると発表した。オフィスで幅広く使われる直管形蛍光灯をLED照明に切り替えるニーズに対応する。
直管形のLED照明は安全基準が定まっていなかったため、大手は販売していなかった。業界団体の日本電球工業会が規格を策定したのを受け、販売を始める。
パナソニックとパナソニック電工が発売する直管形LED照明は、電源や口金を改造すれば、既存の蛍光灯用器具にも取り付けられる。価格や機種数などは今後詰める。東芝もオフィス向けの3機種を年内に発売する。
現在、照明大手が販売しているLED照明は電球型が主流。直管形は日本工業規格(JIS)で規格が標準化されておらず、国内の新興メーカーや海外メーカーしか販売していなかった。
直管形蛍光灯が多いオフィスや店舗ではLED照明も直管形の需要が多い。パナソニックや東芝の参入で、オフィスや店舗でも蛍光灯からLED照明へのシフトが加速しそうだ。