やさしいあかり グリーン照明 LED
第52回:ライティング・フェア 2013
ライティング・フェアが3月5日~8日の4日間、東京ビッグサイトで開催されました。来場者数は77072人。同時開催の展示会との合計は242353人と、大規模な展示会となりました。ライティング・フェアは文字通り、最終的なセット製品だけでなく、照明関連の材料やデバイス、計測・製造装置など、幅広く集めた展示会です。今回も、LEDを中心とした照明業界の最新動向が確認できるイベントとなりました。
パナソニックは例年通り、BtoBからBtoCまで幅広いLED製品ラインナップを最大規模のブースで紹介しました。ダウンライトでは、新製品「パネルミナ」を展示。同製品は、従来のワンコア・拡散タイプでは明るく眩しすぎるという要望に応えて、ラインナップに加えられました。円形状に配置されたLEDからの発光を独自のW導光技術により、内側と外側に分離させ、さらに導光板に設けられた微細な凹形状パターンによる反射で、全面から発光するように設計されています。これにより、光源を直接見ても眩しくない光を実現しました。ブースには、ダウンライトだけでなく、天井から吊り下げるタイプのダイニング照明に応用した製品も紹介されていました。
新製品では、6月発売予定の「LEDソケッタブルダウンライト」を展示しました。マンションの共用部やホテル、商業施設など、点灯したまま使用する照明では、交換型のライトが欲しいというニーズがありましたが、高輝度タイプでは交換型がラインナップされていませんでした。そこで今回、従来の交換できないタイプから器具光束や消費電力、寿命など、基本的なスペックを向上させ、ランニングコストの低減を図り発表しました。カートリッジは半回転するだけで簡単に付け外しが可能となっています。ラインナップは、色温度が2700~5000K、演色性がRa70/85、調光・非調光タイプ、広角・拡散とタイプと合計64品種のバリエーションから選択することができます。
「LEDベースライトスクエアタイプ」では、従来ラインナップに加え、乳白パネル、乳白パネル 深枠(白)、プリズムパネル、和風タイプを6月から発売します。スクエアタイプの照明では、従来の蛍光灯を用いた器具の場合、拡散をしても光源のムラが縦に見えました。今回の製品は従来のLED製品にさらなる改良を加え、広角配光レンズを採用することで、均一な光を実現した他、器具の高さを50mmと蛍光灯の2/3に抑えています。器具の発光効率も最大110 lm/Wと蛍光灯器具より約43%向上させています。
三菱電機も、BtoB向けに業界トップレベルの高効率電源を搭載した拡散光ダウンライトをブティックを模したブースでアピールしました。クラス350~900の高輝度タイプはこれまで設置した初期段階の輝度が高すぎて、寿命が終える段階の輝度と大きな差がありました。しかし、消費電力は、輝度が下がっているのにも関わらず、初期段階から最終段階まで変化がありませんでした。これに対し、同LEDダウンライトでは独自の電源技術を採用、初期段階の輝度を抑えることで、寿命が終わる段階まで同じレベルの輝度で点灯させることができます。また、消費電力も初期段階の輝度を抑えているため、寿命までの消費電力を13%低減することができます。クラス900のLEDとHID150W相当を比較した場合、消費電力は48%低減、光源寿命は2.5~3.8倍向上するとのことです。参考出展では、「LEDグレアユニバーサルダウンライト」を紹介しました。照明の反射板をグレアレス仕様にすることで、天井面の眩しさをカットし、配光を絞ることで照明を当てる対象物を効果的に浮き上がらせることができるという照明です。
サンケン電気は、独自の電源技術を生かした高輝度タイプの製品を中心にブースを展開しました。開発中のLEDダウンライトは、従来の水銀灯ダウンライトと比較して、消費電力を60%削減。メタルハライドランプの代替が可能で、寿命は6万時間を有しています。低温環境下でも動作に優れており、寒冷地でも使用可能です。色温度は5000K、入力電力は106W、器具光束量は1万1000 lm。配光角は40/60度から選択できます。この他、ガソリンスタンドなどで使われるLEDキャノピー灯では、クラス最高水準の発光効率124 lm/Wを実現した開発品を展示していました。
新製品では、6月発売予定の「LEDソケッタブルダウンライト」を展示しました。マンションの共用部やホテル、商業施設など、点灯したまま使用する照明では、交換型のライトが欲しいというニーズがありましたが、高輝度タイプでは交換型がラインナップされていませんでした。そこで今回、従来の交換できないタイプから器具光束や消費電力、寿命など、基本的なスペックを向上させ、ランニングコストの低減を図り発表しました。カートリッジは半回転するだけで簡単に付け外しが可能となっています。ラインナップは、色温度が2700~5000K、演色性がRa70/85、調光・非調光タイプ、広角・拡散とタイプと合計64品種のバリエーションから選択することができます。
「LEDベースライトスクエアタイプ」では、従来ラインナップに加え、乳白パネル、乳白パネル 深枠(白)、プリズムパネル、和風タイプを6月から発売します。スクエアタイプの照明では、従来の蛍光灯を用いた器具の場合、拡散をしても光源のムラが縦に見えました。今回の製品は従来のLED製品にさらなる改良を加え、広角配光レンズを採用することで、均一な光を実現した他、器具の高さを50mmと蛍光灯の2/3に抑えています。器具の発光効率も最大110 lm/Wと蛍光灯器具より約43%向上させています。
三菱電機も、BtoB向けに業界トップレベルの高効率電源を搭載した拡散光ダウンライトをブティックを模したブースでアピールしました。クラス350~900の高輝度タイプはこれまで設置した初期段階の輝度が高すぎて、寿命が終える段階の輝度と大きな差がありました。しかし、消費電力は、輝度が下がっているのにも関わらず、初期段階から最終段階まで変化がありませんでした。これに対し、同LEDダウンライトでは独自の電源技術を採用、初期段階の輝度を抑えることで、寿命が終わる段階まで同じレベルの輝度で点灯させることができます。また、消費電力も初期段階の輝度を抑えているため、寿命までの消費電力を13%低減することができます。クラス900のLEDとHID150W相当を比較した場合、消費電力は48%低減、光源寿命は2.5~3.8倍向上するとのことです。参考出展では、「LEDグレアユニバーサルダウンライト」を紹介しました。照明の反射板をグレアレス仕様にすることで、天井面の眩しさをカットし、配光を絞ることで照明を当てる対象物を効果的に浮き上がらせることができるという照明です。
サンケン電気は、独自の電源技術を生かした高輝度タイプの製品を中心にブースを展開しました。開発中のLEDダウンライトは、従来の水銀灯ダウンライトと比較して、消費電力を60%削減。メタルハライドランプの代替が可能で、寿命は6万時間を有しています。低温環境下でも動作に優れており、寒冷地でも使用可能です。色温度は5000K、入力電力は106W、器具光束量は1万1000 lm。配光角は40/60度から選択できます。この他、ガソリンスタンドなどで使われるLEDキャノピー灯では、クラス最高水準の発光効率124 lm/Wを実現した開発品を展示していました。
[上原清志,LEDLED]