やさしいあかり グリーン照明 LED
第42回:CEATEC JAPAN 2012 リポート 2/2
アジア最大級のエレクトロニクスとITの展示会「CEATEC JAPAN 2012」が10月2日~6日の5日間、幕張メッセで開催されました。国内大手電機メーカーを中心に624の企業および団体(うち海外:19カ国・地域から161社・団体)が出展し、最先端の技術を多数出展しました。来場者数は16万2219名と人々の関心の高さが伺えます。今回は「Smart Innovation - 豊かな暮らしと社会の創造」を開催テーマに掲げ、IT・エレクトロニクスの技術革新が、暮らしや社会全体を快適に、スマート化していくことを世界に向けて発信されました。その中で、LED関連のスマート化する提案も多く展示され、ネットワークで照明を管理する展示が注目を集めていました。
村田製作所は、無線LAN/ZigBee/Bluetooth//Sub-GHzをはじめとしたセンサネットワークに使われる複数の無線通信方式に対応するホームゲートウェイを参考展示しました。ブースでは、ホームゲートウェイを介し、Zigbeeモジュールが搭載された照明や、EcOcean通信モジュール搭載のスイッチ、無線LAN搭載のタブレット端末を接続し、タブレット端末のWebブラウザ画面やEnOcean対応スイッチから照明を制御するデモを行いました。「使いやすさを重視し、たくさんある無線方式を一括して管理できるシステムを考えました」(説明員)とのことです。この他、関連製品として、スイッチを押した力で発電し、無線でデータを送信する圧電素子を用いたスイッチモジュールを参考展示していました。
富士通もLED照明ソリューションを展示しました。同ソリューションの特徴は、独自のエコパワーリモコンとLED照明制御用IC技術の2つです。エコパワーリモコンは操作をバッテリーレスで行うことできるものです。内部には、発電が可能なパワーマネジメントICが搭載されており、コントロール用のマイコンや2.4GHz帯通信用ICや、照度センサにDC3.3Vを供給。照度センサはリアルタイムでセンシングして、明るさに応じて自動的に輝度を変更し、調整するオートディマーが可能となっています。
LED照明側に搭載される制御システムは、AC/DC LEDドライバ、ディミング用IC、2.4GHz帯通信用ICで構成されています。LEDドライバはフライバック方式スイッチングレギュレータコントローラICで、LED負荷に応じてオン時間もしくはスイッチング周波数を制御することによりLED電流を制御、電球の置き換え、ダウンライト、LED蛍光灯、シーリングライト、デジタルサイネージなど、様々な照明アプリケーション向けに最適な製品となっています。効率は85%。AC入力は85~265V、LED照明は6~25Wと幅広く対応します。また、トライアック調光にも対応しています。
ロームは、照度センサ+人感センサモジュールとダウンライト用LEDドライバによるデモを行いました。人感センサでは、消灯時、箱のなかに入れると人がいるのを感知して点灯し、箱から手を出し、人を感知しなくなると消灯します。廊下やお手洗いでの使用に最適とアピールしていました。照度センサは、消灯時、箱のなかにあるLEDスイッチをオンにすると、箱内の照明が明るい環境を作ります。一定時間が経過して、手を入れると照度センサが明るさを感知しているため、人を感知しても消灯したままとなります。こちらは玄関照明や窓際照明向けとのことです。ダウンライト用内蔵型LEDドライバ「BP581D/581E」は、従来のサイズより小型で出力電力の高いモジュールです。低背のため、筐体の小型化に寄与する他、ねじ穴を設けたため、筐体内に組み込む際、簡単に固定できます。「BP581D」と「BP581E」では、出力電源が異なりますが基板サイズが同じで、筐体が同じまま設計できるため、開発コストの削減に繋がるとアピールしていました。
この他、全面発光と薄型を両立させた住宅用LEDシーリングライト「AGLED」シリーズや、有機ELのような面発光を実現した薄型LED照明「優輝~YUKI~」などを展示しました。従来のシーリングライトは、中央部に電源アダプタが配置されているため、その部分だけ影になっていましたが、同製品では電源アダプタを発光ユニットで覆うことで全面発光を実現しました。また、LED均等配列により光量を向上させて、業界最薄となる灯部厚40mmとしています。
富士通もLED照明ソリューションを展示しました。同ソリューションの特徴は、独自のエコパワーリモコンとLED照明制御用IC技術の2つです。エコパワーリモコンは操作をバッテリーレスで行うことできるものです。内部には、発電が可能なパワーマネジメントICが搭載されており、コントロール用のマイコンや2.4GHz帯通信用ICや、照度センサにDC3.3Vを供給。照度センサはリアルタイムでセンシングして、明るさに応じて自動的に輝度を変更し、調整するオートディマーが可能となっています。
LED照明側に搭載される制御システムは、AC/DC LEDドライバ、ディミング用IC、2.4GHz帯通信用ICで構成されています。LEDドライバはフライバック方式スイッチングレギュレータコントローラICで、LED負荷に応じてオン時間もしくはスイッチング周波数を制御することによりLED電流を制御、電球の置き換え、ダウンライト、LED蛍光灯、シーリングライト、デジタルサイネージなど、様々な照明アプリケーション向けに最適な製品となっています。効率は85%。AC入力は85~265V、LED照明は6~25Wと幅広く対応します。また、トライアック調光にも対応しています。
ロームは、照度センサ+人感センサモジュールとダウンライト用LEDドライバによるデモを行いました。人感センサでは、消灯時、箱のなかに入れると人がいるのを感知して点灯し、箱から手を出し、人を感知しなくなると消灯します。廊下やお手洗いでの使用に最適とアピールしていました。照度センサは、消灯時、箱のなかにあるLEDスイッチをオンにすると、箱内の照明が明るい環境を作ります。一定時間が経過して、手を入れると照度センサが明るさを感知しているため、人を感知しても消灯したままとなります。こちらは玄関照明や窓際照明向けとのことです。ダウンライト用内蔵型LEDドライバ「BP581D/581E」は、従来のサイズより小型で出力電力の高いモジュールです。低背のため、筐体の小型化に寄与する他、ねじ穴を設けたため、筐体内に組み込む際、簡単に固定できます。「BP581D」と「BP581E」では、出力電源が異なりますが基板サイズが同じで、筐体が同じまま設計できるため、開発コストの削減に繋がるとアピールしていました。
この他、全面発光と薄型を両立させた住宅用LEDシーリングライト「AGLED」シリーズや、有機ELのような面発光を実現した薄型LED照明「優輝~YUKI~」などを展示しました。従来のシーリングライトは、中央部に電源アダプタが配置されているため、その部分だけ影になっていましたが、同製品では電源アダプタを発光ユニットで覆うことで全面発光を実現しました。また、LED均等配列により光量を向上させて、業界最薄となる灯部厚40mmとしています。
[上原清志,LEDLED]